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RPAってなに?日本の労働人口49%を代替する!?

『RPA』という用語を聞いたことがあるだろうか?一度は耳にしたことがある人も多いかもしれない。 今回は、『RPAとは何か』、なぜ注目されているのか、導入によってどのようなメリットがあるのかを、将来的展望も含めて紹介していきたい。

そもそも 『 RPA 』 とは?

そもそも 『 RPA 』 とは?

『RPA』とは「ロボティック  プロセス  オートメーション(Robotic Process Automation)」を略した用語であり、従業員が自ら業務の自動処理ソフトを構成するための技術のことだ。「仮想知的労働者」「デジタルレイバー(Digital Labor)」とも呼ばれている。
これまで逐一人の手による操作が必要だったトランザクション処理やデータ操作、他のデジタルシステムとの通信連携処理等を、「ロボット」のように自動で実行し処理してくれるソフトウェアを簡易に構築する技術こそが、RPAとなる。
従来は多大な労働力と人の手によって賄われていた膨大なデータの操作、トランザクション作業のプログラムによる自動化が、どれだけの効果をもたらすか言うまでもないだろう。

RPA (ロボティック プロセス オートメーション) を実践することで、人件費と労働時間の大幅な節約だけでなく、データ処理のスピードと精度の向上までもが実現することとなる。 また従来はデータ処理に割いていた人員を、より他の業務に割り振れるようになることで、副次的な利益も期待できるだろう。

RPAが注目される背景

総務省のデータによると、現在、15~64歳の労働力人口は減り続けている。少子高齢化が進んでいることや、それに伴う介護者の増加が主な理由だ。2013年10月地点では7901万人と、32年ぶりに8000万人を下回った。2060年には、4418万人まで減少する見込みである。
このように労働力人口が減り続けていく中で、労働力を確保するためには「単純作業の代替」を早急に考える必要がある。そこで「人間の代替」として挙がったのが、RPAだ。
出典:総務省

 

RPAは業務を「ロボット」のように自動で実行する能力を持ち、24時間365日働き続けることができる。そのため、何人かで担っていた業務を1台のRPAに置き換えることが可能となるのだ。 RPAの導入は、労働力の減少という問題を解決(または軽減)出来る可能性を秘めているのである。

誰もが活用でできる「プログラミングレス」なロボット

従来のITシステムは、何をするにもまずはプログラミングが不可欠であった。
そのシステム自体の本来の機能はもちろんのこと、他のアプリと連動させる際にも逐一その連動のためのコードを長時間かけて入力する必要がある。この点こそが、従来のITサポートシステムとRPAの最大の違いだ。
つまり、RPAは逐一プログラミングによる仕様変更や追加を必要としないということになる。
RPAソフトウェアは一旦ある特定のプロセスを理解するために訓練されてしまえば、その後は自動的に取引を処理し、データを操作し、返答を行い、そして何より、必要に応じて他のシステムと自動で連動することが可能である。

例えば、複数のアプリで参照されねばならないデータがあったとする。 RPAはまずそのデータを抽出し、そしてそのデータを必要とするアプリ全てに順々に手渡しスムーズに処理を実行してくれる。
従来のITシステムでは、一つのアプリでそのデータの使用が終われば、再び人の手で別のアプリへと入力しなおさなければならなかった。
この点を解消し、一度実行してしまえばシームレスなデータ移動と処理、アプリの連動を行ってくれるのがRPAということになる。

端的にいえば、RPAは、AI(人工知能)が作業を反復することで学ぶ「機械学習」という技術を用いたロボットのようなものだ。表計算ソフトで用いられる「マクロファイル」のより強化版をイメージしてもらえればいいかもしれない。共に、ユーザーが登録した作業を自動で繰り返し処理する。
この技術はもともと、大量のITサポートシステムを逐一人の手で起動させる手間と時間を削減するためのものである。特に財務、経理、サプライチェーンマネジメント、カスタマーサービス、人事などのバックオフィスにおける業務の手間と時間の短縮に活用が期待されている。

RPAの効能はコストカットだけでなく、生産性向上やイノベーション促進にも

RPAの効能は、人件費削減によるコストカットだけではない。従業員の生産性向上や、会社全体としてのイノベーションをも見込むことができる。
RPAはデータ処理・操作における正確さと所要時間を劇的に改善させるだけでなく、退屈な繰り返し作業とそれによるフラストレーションから労働者を解放する。そして、従業員は生産性のある仕事に集中でき、他の業務におけるパフォーマンスや生産性を高めることができる。時間の余裕も生まれ、新しいものを作り出すイノベーションの時間に充てることも可能となる。
工業製品の大量生産において産業用ロボットがより高い生産効率と品質向上を確立させたように、、定型業務の多いバックオフィス業務などにおいては、RPAによる「ロボット」が世界中で革命を起こしている最中である。

RPAの将来と、ビジネスに与える影響

以上RPAの定義から注目されてきた背景、そして特徴などを簡単にまとめた。

特徴は、圧倒的なスピードで処理する、ミスをしない、業務フローの変化に強いことである。
RPAはプログラミングによる仕様変更や追加を必要としない。一旦ある特定のプロセスを理解するために訓練されてしまえば、自動で業務を処理してくれる。

マッキンゼー・アンド・カンパニーによると、今後、ロボティクスによるオートメーションマーケットの市場規模は、世界中で約650兆円に達すると予測されている。
また、日本でもRPAを導入する企業が、少しずつだが確実に増えてきている。
出典:McKinsey Global Institute

RPAの導入は、世界人口の減少によって不安視されていた「労働力の確保」以上の効果が大いに期待できる。この機会に、RPAの導入を考えてみてもいいかもしれない。

 

 

 

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