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「RPAしくじり先生」が説く“つまずきポイント”3つ

「上司から『まずはやってみろ』と言われるものの、ビジネスマンに失敗は許されない」--RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)導入プロジェクトにアサインされる担当者の心情をそう代弁するのは、ユーザーとしてRPA導入を経験した人材サービス企業、ディップ株式会社(東京都港区)次世代事業準備室の進藤圭室長だ。ホワイトカラー労働者の定型業務を代替するRPAの活用は、現在多くの企業で検討されている。本記事では、クラウドRPAツール「BizteX cobit」を提供するBizteX株式会社がさる1月25日に都内で開いたセミナーで登壇した同氏の発言から、業務をロボット化する際の実践的な“心得”を紹介する。

「RPAしくじり先生」が説く“つまずきポイント”3つ

導入経験に基づくRPAの「つまずきポイント」とは

「RPAしくじり先生」を自称し、導入の過程で得た教訓を講演などで発信している進藤氏が所属するディップは、アルバイトや派遣社員を求める企業と若年層とのマッチングを事業の柱としている企業。近年の少子化で事業機会縮小のリスクに直面していることを受け、同社は2017年4月、AI関連のベンチャー支援プログラム「AI.Accelerator」を創設。「たとえば5人分の求人枠があったとき3人分を人間が担い、残る2人分はAIやRPAの活用でまかなう提案」(進藤氏)を構想している。

社内業務の効率化はもとより、新事業に向けた準備の意味合いもあったRPAの導入に際しては、システム部門が手薄な自社の事情も勘案し、運用の負担が少ないクラウドを選択。AI.Acceleratorの採択企業でもあるBizteXのサービスを用いることが決まった。同社は「BizteX cobit」を業務用携帯電話の通信量確認など4つの業務に導入しており、年間480時間相当の業務を削減。既に導入コストに見合った効果が得られているという。

セッションの中で進藤氏は、自社のRPA導入プロセスについて、「コンセプトの設定」と「先行事例の研究」、さらに「対象業務の選定」という3つのポイントでつまずいたと説明。各段階に対応して頻出する「働き方改革」「ある導入企業が何%の業務改善を実現」「ROI(投資対効果)の大きい順に検討」といったフレーズは、いずれもプロジェクトの失敗を招きかねない“要注意ワード”だと警告した。

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