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躍進する「WinActor」が創り出す、現場起点の生産性改革__NTTデータ中川拓也氏に聞く

純国産RPAソリューション「WinActor/WinDirector」を中心に展開し、800社という圧倒的なRPA導入実績を誇る株式会社エヌ・ティ・ティ・データ(以下、NTTデータ)。2010年にNTTの研究所で産まれた「WinActor」は、Windows端末で操作可能なアプリケーションへの繰り返し入力作業を、RPAによって自動化できるのが特徴となっている。Excelやブラウザからワークフローなどの業務システムまで幅広く対応しているのに加え、プログラミング知識がなくても使いこなすことができることから、多種多様な企業での様々な現場で活躍している。その製品コンセプトやRPA市場における今後の展開などについて、NTTデータ 第二公共事業本部 第四公共事業部 第二統括部 RPAソリューション担当 課長 中川拓也氏と同担当の藤枝彩華氏に話を聞いた。

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面倒で煩雑なPCの操作を楽に──WinActorが大切にするユーザー視点

──「WinActor」はどのような経緯で誕生した製品なのでしょうか。

中川氏:もともと“面倒で煩雑なPCの操作をもっと楽にしたい”という発想からNTT研究所がソフトウェア型ロボットを開発したのがきっかけになります。オペレーターにとって難しい画面を簡単に見えるように変換したり、複雑な操作を単純化したり、といったことを、対象のシステムをカスタマイズすることなく、外側から簡単に実現するというのが研究コンセプトで、その思想は今も変わっていません。

「WinActor」がこだわり続けるのは、特別なスキルを身に着けることなく現場で簡単に使えるRPAツールであるという点です。RPAを使って業務を自動化したいとなった時に、その度に情報システム部に相談をして……とやっていたのでは変化の速い今日のビジネス環境についていけなくなります。それに、業務に熟知し知恵を持つ現場のユーザーが、自分たちの手で自動化するほうが、すみずみまで目が行き届いて高い効果が出ることは、これまでのプロジェクトからも分かっています。

──UI(ユーザーインターフェース)もかなり視覚的な表現にこだわっているようですね。

中川氏:そのとおりです。例えばボタンひとつとっても、エクセル操作であればエクセルのロゴ、繰り返し操作はループする矢印マーク、条件分岐操作は枝分かれのマークなど、ひと目見れば内容がわかるようなデザインを心がけています。これには、直感的に作れるようにするためという目的も当然あるのですが、実はそれ以上に、「WinActor」で作成した業務フロー(以下、シナリオ)が直感的に理解されるものであるためなのです。「WinActor」を触ったことがなくても、「WinActor」のシナリオは理解できるとご評価をいただいており、業務を可視化した成果だと言って、印刷したシナリオをマニュアル替わりにしているユーザーもいるほどです。「RPAは現場のユーザー自ら作る方が良いことは分かるのだが、野良ロボの増殖も心配だ」と仰るお客様は少なくありませんが、「WinActor」はロボットを野良化させにくいツールだと言えます。

──ユーザーからの評判はいかがですか。

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