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ロボットとは?

2016年の現在、私達の生活はロボットなくして機能しなくなっているといっても過言ではないのだろうか。 ロボットとはなんなのだろうか?  まず、ロボットと聞いて、何を想像するだろうか? 多くの方は、鉄腕アトムやガンダムのような2足歩行型、あるいは自動車工場などで働く、重量のある部品すら正確に配置するアーム型といったようなどちらも実体を伴う”機械・装置”を思い描くのではないだろうか。  

ロボットの定義

定義

そこで、ロボットの定義について触れてみたいと思う。 現在一般に、ロボットが何を意味するのかは”明確な”定義は存在していない。 しかし、特定の分野においての、定義は存在している。それは、「産業用ロボット」である日本工業規格(JIS)によると、「自動制御によるマニュピレーション機能または移動機能を持ち、各種の作業をプログラムにより実行でき、産業に使用される機会」が産業用ロボットとなっている。 それに加えて、経済産業省の「ロボット政策研究会」はロボットの要素として3つあげている。「センサ、知能・制御系、駆動系」の3つがあるものをロボットとして広く定義している。さらに別の言葉で定義で「知能化した機械システム」とも示している。

起源

次に、ロボットの起源について触れてみたいと思う。 ロボットという言葉は、チェコの有名な戯曲家カレル・チャペクの1920年に発表された歴史的作品「ロッサム万能ロボット会社」で初めて使われた言葉であるが、実際には、実兄のヨゼフ・チャペクが考案したと知られている。 彼ら兄弟はこの単語を考えつくまでに、相当の論議を交わした。最終的に兄のヨゼフが述べた、古代教会スラヴ語で”賦役”や”労働”を意味する”robota”が原型となった。 ロッサム万能ロボット会社の概要は、ロッサム万能ロボット会社が人間をあらゆる労働から解放するために働くロボット(現在のロボットのような機械的ではない)を製作・販売をするが、ロボット自身が楽をする人間に反旗をひるがえすと言う作品である。 この作品を見た人の多くは、ロボット=反逆と捉えるかもしれないが、 結末はお互いを庇いあう男女のロボットのことをを最後の人間が新しいアダムとイブと名付け、そこで幕が降りる。 要するに、生命の不滅を描いていたのである。 現代においては、ロボットの登場に伴う人類の労働に対する警鐘を鳴らしていると捉えることも可能である。

ロボットの起源

そして、時代は流れ、1942年にSF作家のアイザック・アシモフが新しいロボットが”従わなければならない”原則を彼の作品を通して提唱した。 それがThree Laws of Robotics”(ロボット工学3原則)である。 “第1条 ロボットは人間に危害を加えてはならない。また、その危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。 第2条 ロボットは人間に与えられた命令に服従しなければならない。ただし、与えられた命令が、第1条に反する場合は、この限りではない。 第3条 ロボットは、前掲第1条及び第2条に反する恐れのない限り、自己を守らなければならない。” by 「われはロボット」アイザック・アシモフ著、小尾芙佐訳(1983)   同作品に出てくるロボット全てにこの原則が当てはまっており、ロボット自身では解除することはできず、もし抵触する場合、自動破壊装置が作動する。 これらの概念と原則により現代のロボットは構成・作成されている。 そして、現在では”2045年問題”という未だ予測すら不可能な分岐点が迫っている。

種類

経済産業省によると、ロボットは大きく分けて2種類に分類される。 それらは、産業用か非産業用かに分けられ、用途により、形状は人型、動物型やアーム型など様々となっている。 近年では、これまでのロボットとは異なり、実体を持たないロボットが現れ、頭角を現してきている。これはロボット業界に大きな影響をもたらしている。 それがAI(Artificial Intelligence)である。 しかし、AIについては違う記事で詳しく触れるとして、

ロボットの種類

次に、日常で聞くがよく知られていないロボットの名称について解説していきたい。 まずはじめに、ドロイド。 あまり知られていないが、ドロイドという単語は映画「スターウォーズ」の中で用いられた造語なのである。平たく言えば、ロボットと同義なのだが、唯一の違いは、人工知能を備えており自律している。 業務内容や環境により、ドロイドはカスタマイズされ、適材適所となる。 ドロイドによっては、自己の存在の破滅に対して恐怖を持つのもいる。 続いては、アンドロイド。 アンドロイドには2つの意味がある。 1つ目は、SF用語としての意味だ。 ドロイドという単語はこのアンドロイドという言葉から派生して生まれた。 android = andro(人間の) + ido(-に似たもの) 主に、姿形が人間と変わらないロボット、つまり人造人間である。 鉄腕アトムもこちらのタイプの機会である。 2つ目の意味は、スマートフォン用のOS(オペレーティングシステム)を指す。 アメリカのIT会社、グーグルが所有するモバイルオペレーティングシステムの名称である。

まとめ

・ロボットに定義はないが、ロボットには賦役や奴隷という意味を持つ。 ・人間は常に己の保身しか考えていない。 ・これからのロボットは実体を持たないAIが大きな影響力を持つだろう。

メッセージ

ロボットという概念は、人間が人間のために作ったモノであるが故に人間の一種の奴隷として無意識に考えられる傾向が強い。 ロボット一固体が人間を超えるもしくは感情に近しいものを持つとどうなるのかは、未だに解明されていないが、決してネガティブだけではない。 人間がロボットを作る理由は、労働からの解放なのだろうか。 人間の労働に対する意識が変わり始めるであろう。 次回の記事では、今回の記事でも少し触れたが、ロボットのこれからのテーマになるであろうAIと技術的特異点に関して深堀してみたいと思う。

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