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単にAI導入するだけではダメ!ビッグデータを使いこなすための必須条件とは!?

単にAIを導入するだけではダメ!成功には「文化の変革」が不可欠!

 

People fighting for human rights

前回の記事では、「AIなどのRPAが、ビッグデータ活用に活路を作る」と申し上げました。

しかしながら、ただ単にAIを導入するだけでは意味がありません。ですので今回は、「AI導入によるビッグデータ活用を成功させるために必要なこと」を焦点に、記事を書かせて頂きました。

AIを含めたRPAの導入を検討されている方は、是非今後の参考にして下さい。

お馴染みStrategy the consultancy group社のレポートによれば、AI導入の成功のためには企業文化の変容も必要になるとのことです。要するに「AIが出したデータを積極的に活用しよう」という文化・風土を社内全体で共有する必要があるのです。

また、そのレポートは次のように続きます。

「各企業はAIがはじき出した予測や厳選したデータを、的確に解釈し使いこなすための設備、制度、そして何より人材を揃える必要がある。つまり技術の導入それ自体よりも、それが用意したデータを状況に合わせて使いこなす体制と風土の構築が大切だ。」

さらにGoogle Enterprise社はこのように付け加えました。

「組織的に体系化されたデータ分析と人の思考がつながることで、最も正確な予測と判断が可能となる。つまり結局は、人が、その時で最も必要とするデータを迅速かつ正確に使うことが重要である。AIはそれを実現する架け橋に過ぎない。」

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もちろん、その取り組みを成功させた例はあります。 例えばイギリスのテレビ会社Channel4社です。この企業は新技術導入と情報体制の一新によって、全視聴者の番組・サービスの好みや実際の利用法に関するデータの蓄積・分析を実現しました。

これによって単に視聴者の好みを把握しただけではなく、そのスケジュールに合わせた番組の放送や新番組の提供が実現しました。 同時に、各番組の視聴者の年や性別などのデータを入手できたことで、スポンサーのCM枠購入が容易になりました。スポンサーは、それぞれのターゲット層が集中する時間帯の枠を正確に購入出来るようになったのです。

ここで注目すべきことは2点あります。「全視聴者の傾向の分析という膨大な作業が新システムによって容易になったこと」と「その分析結果を活かすことで、サービスの質をより向上させる意思決定が出来た」ことです。分析だけでは、スポンサーへのサービス向上はもちろん、番組に再編成というアクションも出来たか怪しいです。

またNational Expressという旅行会社も見事な成功例です。この企業はデータ分析から得た情報を参考にしてチケットのリプライシングや各サービスの提供頻度の見直し、新旅行ルートの構築などを実現しました。

そのマネージャーはインタビューにて「最新テクノロジーは顧客が何を求めているのかを教えてくれる。そして我々はその内容を基に、どうすれば改善できるかがわかる。」と答えました。

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Channel4やNational Expressの例が示すように、新システムによるデータ活用の効率化が、よりよい意思決定を導いているのです。

Harvard Business Reviewのレポート内での、Andrew McAfee氏とErik Brynjolfsson氏の調査もそれを裏付けています。彼らはアメリカの330社にも及ぶ株式会社のビッグデータ活用が、それぞれの業績にどのように影響したかを調査しました。

それによると企業全体が、「自社はデータ活用に積極的に取り組み加速させている」と認識しているほど、業績が良かったのです。つまり「単にAIを導入するのではなく、それをもっと活用しようという意欲」を持っている会社の方が、業績が良かったのです。彼らの結論によると、「特に、業界内でのデータ活用度トップ3の企業は平均で5%も業務の効率性をアップさせ、利益率が競合に比べて6%も高かった」とのことです。

「単にAIを導入して終わり」ではなく、「それを最大限に活用しようとする意識を、社内全体に広める」ことは、これからAI導入を考える全ての企業が心がけることです。AIにおんぶに抱っこされる必要はありません。むしろ、そうするべきではないのです。出典;http://raconteur.net/technology/living-in-a-data-economy

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