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大手スーパー大幅な業務改善を実現!秘訣はRPA

情報の自動分析って、要はどう活用するの?

Thinking business woman with many questions in bubbles above

前回の記事では、データ分析の活用によって、いかに新規採用過程が効率化されたかについて書かせて頂きました。しかし当然、RPAによるデータの自動分析の使い道はそれだけではありません。例えば、スーパーマーケットの棚の効率的な陳列方法や配置の算出などにも利用されています。RPAシステムによる自動化を駆使すれば、何年も前に遡ってこれまでの各商品の売上データを分析します。具体的には、当時の他の商品の売れ行きとの比較や、広告宣伝の様子、天気、曜日やその他様々なデータ・ソースを記憶し、参考材料に含めた上で今の各商品の需要や売り上げを毎日オートで予測し算出します。

今回はそんなスーパーマーケットでの事例を初めとして、様々な業界での活用事例を紹介したいと思います。
参考記事:23万人、倍率60倍の応募者を捌き切れ!RPAの自動分析機能の功績!

予測回数は毎年50億回!ドイツの大手スーパーの軌跡!

Smiling store keeper in his supermarket

それではここでドイツのスーパーマーケットでの導入事例を紹介いたします。ドイツの大手スーパーマーケット・チェーンのOtto社は、Blue Yonderというシステムを用いて、毎日の販売予測を行っています。

Ottoについては、毎週1億前後の過去のデータを参照し、そこからそれぞれ平均で200の変数やパターンを考慮に入れて予測を立てます。なんと毎年平均で、50億回もの売り上げ予測を立てています。ちなみにこの回数に至ったのは、状況の変化などに合わせて予測を修正するためです。ですが注目するべきは、些細な変化などにも合わせてリアルタイムの売り上げ予測を行える点です。また、この予測結果に基づいて、自動受注システムは各商品の発注と補給を実行します。結果、Blue Yonderのシステム導入によってOtto社は過剰在庫を20%削減させ、その売り上げ予測の精度は40%も伸びました。これは驚異的な成果です。

ちなみにBlue Yonderは、世界最大規模の素粒子物理学の研究所であるCERN(欧州原子核研究機構)にて、大型ハドロン衝突型加速器のソフトウェアを研究した超一流の研究者たちによって設立された企業です。現在では、CERNや、アメリカ最高峰の素粒子物理学の研究所であるFermilabにて粒子加速器を担当した優秀な研究者を初めとして、80人以上の「博士」を雇っている企業です。

使い道は千変万化!データの自動分析が持つ無限の可能性とポテンシャル!

今回紹介させて頂いたように、RPAによる自動分析システムはマンパワーで行うにはあまりに膨大な量の情報の分析や処理を信じられないほどのスピードで実行してくれます。例えば法律事務所でも活用されました。訴訟に当たって、元来はパラリーガルチームが月に何万もの書類を調査することもありましたし、計何千時間もの通話記録を確認することもありました。しかし、RPAシステムの導入によって、こうした業務は自動化されパラリーガルはクライアント対応などの他の業務に専念することが可能となりました。はたまた別の例では、音声認識ソフトウェアと組み合わせることで、非常に高い言語理解能力を得た例もあります。言葉遣いの癖やイントネーションのパターンさえも記憶し、別々の話者を自動的に識別できるようになったほどです。このように繰り返しになりますが、人が行うには最低でも1ヵ月はかかったような膨大な作業も、数時間であっという間に処理されます。文書の電子スキャンシステムも組み合わせれば、実際の紙の書類すら自動分析できます。

このように、RPAの自動データ分析機能によって、人件費に限らない金銭的コストや時間、労働者の精神状態などあらゆる局面で改善を見出せるのです。

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