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アウトソーシングは最早必要ない!?RPAによる激変の荒波!①

アウトソーシング業界は衰退する?

「RPAの発展がBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)に与える影響」に関しては以前から議論が交わされていました。つまり、「RPAはアウトソーシング業界そのものの価値を低下させ得るのではないか」と以前から考えられてきたのです。アウトソーシング可能な業務のほぼ全てがRPAによって自動化できることを考えれば、そうした議論が活発になったのは当然のことと言えます。また、RPAの市場はまだ依然として初期段階ではありますが、それでも近年は急速に世界中で注目と感心を集めつつあります。結果、イギリスやアメリカを中心に、世界中の多くの企業がその導入の検証と試用を始めました。

もちろん本格導入にまで至った企業はまだまだ少ないでしょう。現在はまだまだ「見極め」の最中だと言えます。つまり、重要なビジネスプロセスをシステムに委ねる前に、オートメーションによる自動化と業務の効率化が本当に成功するか検証しじっくりと評価しているというわけです。

最低でも40%のコスト削減!BPOを超えるコストカット効率!

もちろん、RPAが既に十分台頭したとも、BPO業界を既に隅に追いやり始めたとも言いません。直前でも述べましたように、今はあくまで試験と検証の段階であり、現時点でBPOから完全にRPAに移行した企業は数えるほどしかないでしょう。しかし、世界的な経営コンサルタント企業であるデロイト社による研究である「ロボットの到来」によりますと、RPA技術の導入と展開は従来の海外アウトソーシングよりも遥かにコストカット効果が大きいのです。海外アウトソーシング先の正規職員は先進国拠点の職員よりも平均35%程度割安ではありますが、RPAのロボットはさらにそれ以下の価格で済むのです。

 HFSリサーチ社でITアウトソーシング研究の専務取締役を務めているTom Reunerは、「人件費と労働力の削減のみによってでも、全体のコストのおよそ40%程度の削減が可能です。BPOのように、逐次プロバイダーとの値段交渉や契約締結、打ち合わせを行う手間と労力も省けます。」と述べました。

世界経済を揺るがし得るインパクト、それがRPA

要約しますと、RPAによる自動化とそれがもたらすコスト削減の効果はBPOをも凌駕し得るものですが、現在は試験と検証の段階であるため、本格導入には未だ至っていません。しかし、RPA技術が一旦実際に軌道に乗り始めればアウトソーシングを請け負う企業にさらにずっと大きな影響を及ぼす恐れがあり、その経済的なインパクトは計り知れません。

そのため、「RPAのビジネスモデルは、経済の均衡を保つためにも、BPO請負業者との間で裁定取引を結んだ上で実施されるべき」という声もあります。

関連記事;アウトソーシングは最早必要ない!?RPAによる激変の荒波!② 出典;http://raconteur.net/business/are-robots-a-threat-to-the-outsourcing-industry

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