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データ整理やトラブル対応もロボットにお任せ!RPAによる金融革命!②

今回のメインは実際の導入例2つ

 前回の記事では、さらなるコスト削減や、コンプライアンス順守という点におけるRPAの効力を主に紹介いたしました。

 ですので今回は、前回の最後でも触れたように、「RPAが実際に導入された例とその結果」を2つ紹介させて頂きたいと思います。
参考記事:50%以上のコスト削減を実現しよう!RPAによる金融革命!①

データベース管理の人件費を50%カット!米銀行の試み

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  RPAは人員とプロセス処理コストを削減するだけでなく、データの集積と構築を容易にする力もあります。簡単に言ってしまえば「データベースの管理と運用」が容易になるということです。またデータの管理がスムーズになったことで、その分析に基づく「将来の予想」もより迅速に行えるようになり、意思決定そのものを早めることも可能です。

  実際、RPAは欧米の金融機関で既に、データベースの管理と運用の効率化のために導入され始めています。例えば、アメリカの銀行の一つはかつてはデータベース量の増加への対応に追われており、そのデータベースの維持運用のためだけに数百名の管理者が必要という有様でした。その銀行は人件費の大幅な削減による財務状況の改善を株主などの各ステークホルダーと約束していました。ですが、過去実施したオフショアや従来のITシステム(機能追加の度に逐一プログラミングを必要とするもの)ベースの自動化による人件費削減はその約束には届かずに、万策が尽きていました。しかしRPAを展開した後、その銀行はすぐにデータベース管理における人件費を大きく削減することができ、以前のおよそ半分にまでその数値を減らすことに成功したのです。そしてこの銀行はデータベース管理における人件費の削減に成功した後に、このシステムを、他の業務においても展開を拡大させました。

所要時間を93%削減!障害復旧の自動化と高速化

 また別の例を示しますと、同じく欧米のとある投資銀行もRPAの活用に成功しました。コスト削減はこの投資銀行にとっても重要な目標でした。そしてこの投資銀行は、取引中にシステム障害が発生した際の復旧プロセスの、自動化と高速化を望んでいました。つまり、システム障害発生時に、よりスムーズな復旧と取引の正常化の術を探していたのです。

 以前はIT技術者のサポートのために、旧来のランブック式のITシステムを活用あいていましたが、終ぞその目標には届きませんでした。そのため、これまでのITシステムに取って代わる全く新しいアプローチが必要となり、そこで導入されたのがRPAだったのです。新しく導入したRPAシステムを活用することで、その銀行は80%の障害とそれに伴う取引をプログラムのみで復旧させ、復旧時間は合計で、なんと93%も短縮できました。

 金融におけるRPAのメリットとは?

このように、RPAは今日においては各方面で活用され始めています。金融業界においても、このように定量的にも明らかな成果を生み出し続けています。また、グローバリゼーションの促進に伴い生じた、下記の問題群にもRPAは対応できます。

・多種多様な新規参入者によってもたらされる競争リスク
・世界全体のグループ内における画一的なオペレーションの必要性
・増加する法規制とコンプライアンス問題に伴うヒューマンエラーの高リスク化

金融企業は短期的な目標としてコスト削減を、長期的な施策としてより業務がスピーディーで、顧客満足度を高めることができるよりフレキシブルな組織の構築を掲げ、RPAの展開を推し進めています。

殊、変化の速い金融業界において従来の『自動化』ではすぐについていけなくなるかもしれません。

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