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RPAの経験が仕事への意識を変えたーーデジタルネイティブ世代からみたRPAの魅力とは

このほど発表された「2018年マイナビ新入社員意識調査」「2019年卒マイナビ大学生就職意識調査」(株式会社マイナビ)によると、就職活動に臨む新卒者の間では直近の5年で“ワークライフバランスの重視”が鮮明となっている。

「休日・休暇がとれない(少ない)会社」「残業が多い会社」への不支持が急伸しているほか、特に女子の就職観で「個人の生活と仕事を両立させたい」との声が増え、長年1位の「楽しく働きたい」にほぼ並んだ。さらに「プライベート優先の生活を送りたい」新入社員は、2015年に「仕事優先」派を逆転して以降、年々その差を開き続けている。

ワークライフバランス重視の是非はともかく、現在の新卒採用は“超売り手市場”。上記調査結果の実態を踏まえれば、優秀な人材を迎えたい企業は、より短い労働時間で成果が出る業務プロセスへの変革が急務であり、テクノロジーの活用で「人間にしかできない仕事」へ集中していく流れは不可避といえそうだ。

こうしたトレンドと対応するように、定型的な事務作業の代替手段であるRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)を卒業論文のテーマに選んだ学生が、この春新社会人になった。早稲田大学創造理工学部経営システム工学科をこの3月に卒業、現在都内のベンチャー企業で勤務する廣谷優果さんに研究の経緯と成果、さらにワークライフバランスについての考え方などを聞いた。

廣谷優果さん

卒論のテーマにRPAを選定。RPAに惹かれたその理由とは

-ビジネスの現場で普及しだしたRPAにいち早く着目して論じる感度の高さに驚きました。学生時代の専攻との関係など、執筆までの経緯を教えてください。

私が所属していた経営システム工学科では、統計やITといった理系の手法をもとに、社会のさまざまなシステムに関連した課題解決に役立つ技術を研究しています。学部3年で私が選んだ専門はRPAと直接関係のない分野でしたが、そのころ始めた就職活動で「人生のかなりの部分を働く時間が占めているのに『楽しく働くイメージ』を持たない人が多いのではないか」という問題意識を抱くようになりました。

また、学科の選択科目である「働くこと」に関係する「人材マネジメント論」の授業を受ける中で自分が問題意識を感じている分野が、所属している学科にも紐づいていることを知りました。卒業研究のテーマを選定する際に、せっかく時間を費やすのであれば、自分が問題意識を感じている分野にアプローチしたいと考えるようになり、その気持ちを担当教授に伝えたところ、ちょうど教授が興味を持っていたRPAのことを教わりました。研究対象としてはほとんど未開拓の領域らしく、ゼロからのスタートになると知って興味がわき、卒業論文の題材とすることにしました。

-論文のタイトルは「事務作業効率化のためのRPA適用作業の抽出方法の提案」。RPAの導入効果が出せる条件をまとめた内容だそうですが、この切り口を選んだのはなぜですか。

RPAで卒論を書くと決めたものの、最初から何を論じるかが決まっていたわけではなく、先行する研究も海外の論文が少しあるだけでした。そこで、メディアに掲載されているRPAの導入事例記事を読み、RPA テクノロジーズ株式会社の協力のもと、私自身もツールを覚えて実装してみたところ「うまくいくケースとそうでないケースがある」感触があったので、この点を整理して明らかにしようと決めました。

ロボット化の対象業務選定が適切かどうかは、時間や費用といった定量的な導入効果に基づいて、RPAツールの導入を検討している企業での実在の業務をサンプルにした検証を行いました。検証にあたってヒアリングした現場の作業者の方の意見には、「面倒な作業は全自動化が無理でも少しでも楽に行いたい」「自動化できる量も大事だが、ミスの防止策として自動化を検討したい」といったものがありました。

-結論が気になります。ロボット化の対象業務を適切に選ぶポイントは何だったのでしょうか?

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