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IoT時代を支える、フォグコンピューティングとは

(Writer:笠井)

IoTはIoEになる

IoT(Internet of Things)については、ご存じだろうが、「IoE」という言葉はご存じだろうか。
IoEとは「Internet of Everything」の略語であり、「すべてのモノがインターネットに繋がる」状態を指す。

現在、スマートフォンやウェアラブルデバイスを普及によって、急激にインターネットに接続する「モノ」に触れる機会が増えてきた。
2010年には125億ものデバイスがすでにインターネットに接続し、来る2020年には500億台のデバイスがインターネットに接続されるとも言われており、その勢いは止まらない。

IoEの時代は、着実にそこに来ているのである。

IoE時代を支えるフォグコンピューティング

すべてのモノがインターネットに接続される―。
そこには今とは全く違う生活が予想され、楽しみな時代になることは間違いないが、そこには課題がある。

現在、クラウドとエンドポイント(クライアント)を繋ぐ、クラウドコンピューティングが広く利用されているが、IoE時代に突入した場合、あらゆるデバイスから発せられるデータが、クラウドコンピュータに集中してしまい、トラフィック爆発が起きる可能性があるのだ。

そこで、近年注目されているのが、クラウドとエンドポイントの間に、「霧」と呼ばれる負荷分散環境を置くことによって、クラウドにデータが集中する前にデータをさばく仕組みである。
この仕組みがフォグコンピューティングと呼ばれている。

この仕組みを提唱しているのが、米国CISCOである。
http://www.cisco.com/web/JP/news/pr/2014/012.html

同社は、フォグコンピューティングプラットフォーム、「CISCO IOx」を発表している。
CISCOのフォグコンピューティングを利用することにより、サービス提供者は、より多彩データを収集し、より有益なコンテンツやサービスをユーザーに提供できる可能性があるという。

フォグコンピューティングが生み出すもの

フォグコンピューティングが、クラウドコンピューティングのように浸透することになれば、より多くのデータを収集・活用することができ、これまでの生活を大きく変化させるようなサービスが生まれていくだろう。

クラウドによって人々の生活が大きく変化したように、フォグコンピューティングにも、人々の生活を大きく変化させる可能性があることは疑いない。
その動向に、今後も目が離せない。

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